展示のメインは建長寺「白衣観音図」。
修復後、初公開といっても、こんな具合。
送信者 音の良きかな |
なんだか、入梅前の心地よい季節の夕暮れ時、ぼーっと風に吹かれてノンアルコールビールでも飲んでいるような雰囲気。
でもさすがに観音菩薩らしく、深く世界に思いをめぐらせていらっしゃるようです。
こういう座り方を遊戯坐(ゆげざ)というそうです。
中世の鎌倉地方で好まれたらしい。
こちらは、たぶんフツーのビールを飲んじゃっている感じ。
送信者 音の良きかな |
いい気分で一杯飲んで、眼を半分閉じて小首をかしげているところ。
宝冠がなければ、本当にその辺にいそう。
否、きっと深く法悦を味わっていらっしゃっるのでしょう。
こちらも遊戯坐というのかしら?
送信者 音の良きかな |
歩き回って疲れた足を、水に浸しているところ。
これは本当に気持ち良さそう。
他にもくつろいだお姿の観音菩薩像がいくつかあって、ゆっくり眺めていると、私もほっとくつろいだ気持ちになるのでした。
今の鎌倉にいても、これらの遊戯坐の観音像に心惹かれます。
特別展「鎌倉の至宝」
鎌倉国宝館にて明日まで。
観音遊戯坐像の企画展とかあったらもっと見てみたいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿